カレンダーに書いてある「先勝」ってどのような意味があるのでしょうか?
読み方は何と読むのでしょうか?結婚式を挙げるのはどうなのでしょうか?
漢字をみると良いイメージがあるのですが、細かくはわからないという人も多いようです。
また、何か注意することはあるのでしょうか?
先勝ってどういう意味?
先勝とは、「先んずればすなわち勝つ」という意味です。先に行う事が良いとされる日です。なにかやろうとするときに即行動することで、運気が良くなるという日です。
一日のうちでも、午前中は「吉」、午後2時より6時までは「凶」といわれていて、午前中に物事を行うのが良いとされています。
午後2時以降が凶というのは、午後2時以降から始めることが凶ということで、午前中から始めたものであれば午後2時以降に続いても良いということになります。
先勝は勝負事や急用、訴訟などによいといわれています。また、何事も急いだり積極的に行うことが吉とされています。
六曜には「先負」というのもありますが「先勝」の反対にあたりますね。
そもそもは「速喜」「即吉」と言われていたものが「先勝」となりました。
六曜は旧暦が基準になっています。
各月の1日が基準となり、それぞれの月の1日が先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に割り当てられています。
1月1日と7月1日は「先勝」と決まっていて、日付が変わるごとに、「友引」、「先負」、「仏滅」、「大安」、「赤口」の順に繰り返されます。
旧暦
1月・7月
1・7・13・19・25日
2月・8月
6・12・18・24・30(みそか)
3月・9月
5・11・17・23・29日
4月・10月
4・10・16・22・28日
5月・11月
3・9・15・21・27日
6月・12月
2・8・14・20・26日
上記の日が「先勝」の日になります。
先勝の読み方は?
「先勝」は何と読むのでしょうか?
よくカレンダーに書いてある六曜(ろくよう・りくよう)のうちの「先勝」ですが、「せんしょう」って読むのかな?と思っても、なかなか自信をもって読めていませんでした。
その「先勝」の読み方ですが、
・せんしょう
・せんかち
・せんがち
・さきかち
・さきがち
と、実際はさまざまな読み方がありました。
はっきりと決まった読み方がないんですね。
先勝の日に結婚式は?
「先勝」は訴訟などを行うのによいとされています。
また、午前中に始めれば、「吉」とされることから、大安、友引に次いで縁起の良い日というイメージです。
「先勝」の日の場合は、一日の中でも午前中に始めれば「吉」とされているので、時間帯に注意しましょう。
例えば結婚式でも、午前中に式を始ることによって、披露宴が午後に続いたとしても、午前中からの続きということで問題ないと言われています。
ただし、午後からスタートというのは縁起を気にされる方がいる場合は避けた方がよいかもしれません。
入籍も午前中であれば、「吉」とされます。
葬儀や葬式も大丈夫ですが、お通夜の場合は気を付けた方がいいかもしれません。「先勝」の日の翌日は「友引」になるのですが、葬儀が「友引」というのを気にされる方がいます。
納車も「先勝」であれば午前中が「吉」とされています。
まとめ
六曜のうちの「先勝」ですが、「先んずればすなわち勝つ」ということで、早めの行動が良いようです。
午前中は「吉」、午後2時より6時までは「凶」といわれていますが、午後になる場合も、スタートが午前中であれば「凶」とはなりません。
午前中から始めていることが大事です。
読み方は、
・せんしょう
・せんかち
・せんがち
・さきかち
・さきがち
といろいろあります。
大安、友引は縁起のいいイメージですが、結婚式や、参拝など混雑していたり、料金が高かったりすることがあります。先勝の午前中も縁起が良いので、縁起を気にされる方は検討してみてもいいと思います。