バターと卵が分離しちゃった!!
パウンドケーキを作るときにこんなことってありませんか?
そこで、バターと卵が分離したときの対処法についてまとめました。
また、バターと卵が分離するのはどうしてか?
そして分離しないコツについてもご紹介します!
パウンドケーキを作るときにバターと卵が分離!対処法は?
バターと卵が分離しちゃった!!
バターに砂糖を加え、卵をゆっくり加えながら混ぜたのに…。
しっかりレシピ通り作ったはずなのに、滑らかに混ざらず分離してしまった!
そんなときの応急処置方法についてお教えします。
(1)泡立て器(ハンドブレンダー)でよく混ぜる
少しでも分離してきたと思ったら、卵を入れるのをやめてください。
そして、泡だて器またはハンドブレンダーの低速でかけることで、修復できます。
(2)薄力粉を少量入れる
それでも分離が収まらないときは、分量内の薄力粉を少し加えます。
薄力粉が卵の水分を吸収し、分離が収まると思います。
そのあと、残りの卵を加えましょう。
湯煎で温めるという方法は、バターに含んだ空気をつぶしてしまう可能性があるため、あまりおすすめしません。
もし分離が収まらなくても、そのまま薄力粉を混ぜてしまった方が良いでしょう。
バターと卵が分離する原因と、分離しないコツ
バターと卵が分離してしまうのには、以下の原因が考えられます。
・卵とバターの温度差が大きすぎる
・バターの泡立て不足
・一度に入れる卵の量が多すぎる
それでは、分離しない為にはどうしたら良いのか、ポイントをご紹介します。
(1)卵とバターを同じくらいの温度にする
レシピ本に、よく「卵とバターは室温に戻しておく」と書いてありますよね。
実はこれ、「室温」が大事なのではなく、卵とバターが同じくらいの温度であることが大事なんです。
バターはクリーム状に練っているうちに、温度が上がってきます。
この温度が上がったところに冷たい卵を入れてしまうと分離してしまいがちです。
これが一般的によくある失敗だと思います。
理想は13度~18度。
これは、バターを一番泡立てやすい温度なんです。
あまり温めすぎても、バターに空気を含ませにくくなってしまうということを覚えておきましょう。
(2)卵を混ぜる前に、バターをしっかり泡立てる
パウンドケーキは、生地にしっかりと空気を含ませることでふんわり美味しく焼き上げることができます。
そのためには、バターをしっかり泡立てて空気をたくさん含ませることが大切です。
また、空気をたくさん含むことができる状態は、水分もたくさん含むことが可能な状態といえます。
しっかり泡立てることで、卵とも馴染みやすくなります。
バターと砂糖を混ぜたら、しっかり泡立てます。
空気をたっぷりと含ませるようにするのがポイントです。
(3)卵は少しずつ加える
卵とバターは水と油。
水と油を混ぜることを乳化と呼びますよね。
パウンドケーキの卵とバターも水と油ですから、きれいに乳化させることが大切です。
そのために大事なことは、卵を少量ずつ加えていくこと。
そしてしっかり混ぜる事です。
卵を一度にたくさん加えてしまうと、水分を全体に分散させることができなくなってしまいます。
せっかくバターに含ませた空気も潰れてしまい、ふっくら焼きあがらない原因となってしまうので気を付けましょう。
卵を加えたら、生地につやが出るまでよく混ぜましょう。
まとめ
バターと卵が分離してしまったときは
・分離に気づいた時点で卵を入れるのをやめ、泡立て器(ハンドブレンダー)でよく混ぜる
・薄力粉を少量入れる
分離しないように作るコツ
・卵とバターを同じくらいの温度にする
・卵を混ぜる前に、バターをしっかり泡立てる
・卵は少しずつ加える