シフォンケーキ作りに失敗、原因はなにが考えられるでしょうか?
せっかく作ったシフォンケーキ、失敗してしまうとかなりショックですよね。
そこでシフォンケーキを作るときに失敗してしまう原因についてまとめました。
また、シフォンケーキ作りのポイントもご紹介します!
シフォンケーキ作りに失敗、考えられる原因は?
ふわふわのシフォンケーキになるはずが、型から外してみると底に溝のような凹みができていたり生地が縮むなど、シフォンケーキ作りには失敗がつきものですよね。
考えられる原因は1つだけでなく、材料を混ぜる生地作りの段階、オーブンで生地を焼く段階、焼き上がった後に型からシフォンケーキを外す段階と、それぞれの工程ごとに失敗しやすいポイントが含まれているので、シフォンケーキ作りは奥が深いわけです。
まず材料を混ぜる段階で失敗しやすいのは、乳化とメレンゲ作りですね。
卵黄とお湯を混ぜる乳化や卵白とグラニュー糖を混ぜるメレンゲ作り、そして粉を混ぜる時に混ぜ方が甘いと、焼き上がった時に生地が剥がれやすくなったり、シフォンケーキの底の部分に溝ができる底上げの原因になってしまいます。
生地を混ぜた後、シフォンケーキ型に流す時に型の隅々まで生地を流したくて、底を何度もトントン叩きたくなりますが、底を叩きすぎると余分に空気が入ってしまうため底上げの原因になるんです。
更に果物など水分の多い材料を生地にそのまま混ぜると、果物の周りに穴が開きやすくなります。
またオーブンで生地を焼く時に失敗しやすいのが温度設定ですよね。
レシピ通りにオーブンの温度を設定したのに、生焼けや焼き過ぎ、焼きムラになるのは、使っているオーブンの温度の癖を把握していないからです。
オーブンは機種によって設定温度と庫内温度に10℃前後も差があるものもあるので、温度の差を知らずに焼いてしまうと失敗の原因になります。
そして生地の焼き時間が短すぎたり長すぎると、失敗は避けられませんよね。
焼き上がった後、型から生地を外す時も要注意です。
シフォンケーキは温かいまま型から外すと、生地がくっついたり縮む原因になります。
シフォンケーキ作りに失敗しないポイントは?
シフォンケーキ作りで失敗しないためのポイントは、生地作り、生地を焼く、生地を外すという3つの工程ごとにそれぞれあります。
まず生地作りの工程でのポイントです。
卵黄とお湯を混ぜて乳化する時には、泡立て器で力を入れていろんな方向に混ぜるのではなく、弱すぎず強すぎない普通の力で同じ方向だけに混ぜるのがポイントになります。
また、よりきめ細かい泡のメレンゲを作るためには、常温の卵の白身を使うのではなく白身を冷やすのが大事です。
卵を割って卵黄が一切混ざらないように卵白と分けたら、ボウルに卵白だけを入れてラップをして冷凍庫で10分冷やしてから使うと、泡立ちのきれいなメレンゲができます。
メレンゲにグラニュー糖を混ぜる時には、一気に全部入れるのではなく、混ぜながら何回かに分けて入れるのがコツですよ。
粉は生地に混ざりやすくするために、しっかりふるいましょう。
水分を含む果物などを使いたい時には、生地と混ぜる前に水気を切るだけではなく、果物の周りに薄力粉をまぶしておきます。
薄力粉でコーティングされることで、生地に余分な水分が混ざりにくくなり、焼き上がった生地に穴ができにくくなるのです。
生地をシフォンケーキ型に流してならす時には、筒の上を手のひらで押さえながら底を軽く叩くと、叩きすぎ防止になりますよ。
次にオーブンで焼く時のポイントは、オーブンの温度の癖を知るために庫内温度計を使って、温度をあらかじめ知っておくことです。
予熱が終わってからすぐに生地を入れるのではなく、5分くらい時間を置いてから生地を入れると、オーブンを開けた時に温度が下がるのを防げるしオーブン内の温度が一定になります。
シフォンケーキが焼き上がったら、逆さまにします。
そして完全に冷めるまでしっかり冷ますのがポイントです。
完全に冷めた生地を型から外すようにしましょう。
まとめ
シフォンケーキは材料を混ぜて専用の型に流しオーブンで焼くだけで作れるので、お菓子作り初心者にも挑戦しやすい焼き菓子です。
理想的なふわふわ手作りシフォンケーキを楽しむためにも、作る前にあらかじめ失敗しやすいポイントを知っておくと便利ですよ。