新年となり、新しいカレンダーを見ると1月のところにすぐに「小寒」と書かれていることがあります。この小寒というのは、どういった意味があるのでしょうか?また、読み方はどう読むのでしょうか?
またこの時期の食べ物や、特徴などにていても見ていきましょう!
小寒とはどういう意味?(二十四節気)
「小寒」は毎年1月5日頃になります。「頃」というのは、日にちが固定されているのではなく、年によって、前後することがあります。
読み方は、「しょうかん」と読みます。
「小寒」は二十四節気の一つで23番目となります。
二十四節気は一年を24に分けて季節の名前が付けられています。立春、夏至なども二十四節気の同じ仲間です。
年が明けたのに二十四節気の23番目というのは、疑問に思う方もいるかもしれません。
これは、二十四節気というのは、立春(2月4日頃)からスタートするからなのです。
太陽黄経は285度
2018年は1月5日
になります。
二十四節気の順番としては、
22:冬至(とうじ)12月21日頃
→23:小寒(しょうかん)1月5日頃
→24:大寒(だいかん)1月20日頃
という順番になります。
大寒が24番目にあたるので、大寒の後は1番目に戻って「立春(2月4日頃)」になります。
また、小寒は1月5日頃から、次の大寒(1月20日頃)の前日までの期間を指すこともあります。
これから冷たい風や降雪など、寒さが厳しくなる時期という意味です。池の氷も張ってきて冬の寒さはこれからが本番です。
小寒のあとに大寒があるため、立春の前日(節分)までのことを「寒(かん)」といいます。
※「寒中」や「寒の内」とも言われます。
小寒はその寒が始まる日なので「寒の入り」なんていう言い方もあります。寒中水泳なんてよく聞きますよね。寒中見舞いを出し始めるのもこの日です。
立春は「寒の明け」と呼ばれています。
小寒の時期の食べ物は?
この小寒の時期の食べ物と言えば、七草粥ですね。
1月7日は「人日(じんじつ)」といって五節句の一つです。
※五節句は他に端午や七夕の節句があります。
春の七草を入れたお粥で、その年の無病息災を願ってこの日に食べられます。
また、お正月につかれた胃を休めるという意味もあるようです。
・セリ
・ナズナ:ペンペングサ
・ゴギョウ(オギョウ)
・ハコベラ
・ホトケノザ
・スズナ:カブ
・スズシロ:ダイコン
これに塩を入れてお粥を作ります。
その他の旬の食べ物には、
・春菊
・ふぐ
・こまい
・あんこう
・たら
・たらこ
・白子
などがあげられます。
鍋にもいい季節ですね。
小寒の七十二候は?
七十二候は、二十四節気のそれぞれを約5日ずつ「初候」「次候」「末候」の3つに分けた期間で、それぞれの期間がどんな季節なのかを表します。
初候 : 芹乃栄(せり すなわち さかう)
芹がよく育つころ
芹は春の七草のひとつ
次候 : 水泉動(すいせん うごく)
地中で凍った泉が動き始めるころ
少しずつ春に向かい始める
末候 : 雉始雊(きじ はじめて なく)
雄の雉が鳴き始めるころ
まとめ
年が明け、カレンダーも新しくなってすぐの1月5日頃が「小寒」です。
二十四節気の一つで23番目となります。
24番目の大寒と合わせて立春の前日までを「寒(かん)」または、「寒中」、「寒の内」と呼ばれ、小寒の日は「寒の入り」と呼ばれます。
※「寒の明け」は立春です。
いよいよ冬も本番になってきます。
鍋など食べてあったまり、栄養を付けていきましょう!
また、1月7日は、「人日(じんじつ)」と呼ばれ、五節句の一つです。
この日は七草粥を食べる習慣がありますね。
年末からお正月にかけて、つかれた胃を七草粥を食べて休ませてあげましょう!