せっかくケーキを作ったのにスポンジが硬かったら落ち込んじゃいますよね。
そこでスポンジケーキが硬くなってしまう原因について見てみましょう。
また、スポンジケーキを作るときの注意したいポイントや上手に作るときのコツもご紹介します!
スポンジが硬い、ケーキ作りで失敗したのは何が原因?
スポンジが硬いのは何が原因か?作り方から振り返ってみましょう。
スポンジケーキの作り方は、2つあります。
全卵と砂糖を泡立てて薄力粉と溶かしバターなどを混ぜて作るタイプ。
卵を卵白と卵黄に分け、卵白を泡立てて、砂糖を入れてさらに泡立てたメレンゲを、
卵黄に砂糖を入れて白っぽく泡立て、薄力粉を入れたところにメレンゲを混ぜて、
溶かしバターを入れるタイプです。
いずれにしても、オーブンに入れて均等に熱すると、泡に入った空気が膨張して膨らんでできるのがスポンジケーキの原理ですから、出来るだけ泡立てをしっかりして細かい泡を作り、
それを壊さないように、丁寧に少しずつ薄力粉を混ぜることが大事なんですね。
なので、スポンジが硬い原因は、泡立て不足、薄力粉を混ぜるときに混ぜすぎて泡が消えてしまったので、
オーブンに入れても膨らんでいないことだと思います。
私も最初は泡立てをどのくらいしていいかわからず、スポンジが膨らまずに硬いままで落ち込んでいたのですが、
全卵を泡立てて作るタイプは、湯せんで人肌程度にあたためて砂糖が溶けたら、白っぽくなるまで泡立てて、
泡だて器を持ち上げてみると、字がかける、泡が少し積もるくらいまで泡立てるのが肝心です。
スポンジを作るときに失敗しないように注意したいポイント
スポンジを作るときに失敗しないよう注意するポイントは、やはり基本的に、
・最初に全部の材料をきちんと測って用意しておくこと、
・卵を泡立てるボール、ハンドミキサー、泡だて器、ゴムベラなどの使う器具は水気をきちんとふいて清潔にしておく、
・油気のない状態の器具を使う、
・新鮮な卵を使う、
・薄力粉は振るっておく、
・バターなどは湯せんにかけて溶かしておく、
・ケーキ型に紙を敷いて準備し、
・オーブンを170度前後にあたためておくことでしょう。
そしてケーキの生地が出来上がったら、すぐにオーブンに入れることです。
泡立てについては、上記で述べたとおりですが、スポンジケーキを作るのを成功させるためにはとにかく泡立てが命ですから、ボールに水気があったり油気があったりしてもうまく泡立たないのですよ。
なので、肝心の卵の泡立てと薄力粉を混ぜる前に、まず器具の管理からきちんとすることも必要ですね。
それと、泡が消えないようにせっかく気を使って混ぜても、すぐに温めたオーブンに入れずに放っておくと泡が消えてしまうので、オーブンを先に適温にしておくのも失敗しない大事なポイントです。
尚、焼き上がったスポンジケーキは、オーブンから出してすぐに網のようなものに置いて、
型から外してふきんなどをかけて冷ましておきます。
そのままだとしぼんでしまいます。
スポンジを上手に作るときのコツ
全卵でも、別立てでも、とにかくよく泡立てて細かい泡を作ることがコツです。
そして、その泡の中に薄力粉を入れるような気持ちで混ぜましょう。
泡立てた泡を消さずにどうやって薄力粉やとかしバターを混ぜるの?
と言われると思いますが、木べらやゴムベラを大きく使って、さっさと切るように混ぜるのが肝心です。
薄力粉は、2,3度に分けてと書いてありますが、少しずつの方が混ぜやすいので
5,6回に分けてもいいです。
最初は泡だて器で、混ざってきたら、木べら、ゴムベラに替えて混ぜます。
ボールの底の方や回りに薄力粉が残っていることがあるし、溶かしバターも底の方に溜まりがちなので、底の方からしっかり混ぜます。
すると、だんだんと生地につやが出てくるので、それが混ざった証拠なんです。
つやが出てきたら、ケーキ型に入れます。
ケーキ型に入れるのも、最初はどんどん入れますが、底の方は泡が消えかかっているので
ケーキ型の真ん中ではなく端っこの方に入れるようにします。
まとめ
スポンジケーキ成功のコツは、使う器具を水気を完全にふき取り清潔にしておく、
前もってすべての材料を測っておく、オーブンも温めておく、
そして泡立ては、字が書ける、泡が積もるくらいまで泡立てる。
薄力粉を混ぜるときは、切るように、つやが出るまで混ぜること、
生地が出来上がったら、すぐにオーブンに入れること。
焼き上がったら、串をさしてなにも付いてこなければ出来上がりで、
すぐにケーキ型を外して網に置いて冷ますことです。
こうやって自分で作ったケーキは、達成感があるし、本当にすごくおいしいですよ。