アメフトの試合は1試合が第1~4クォーター(クォーターは4分の1の意味)に分かれています。1クォーターが15分です。(12分の場合もあります。)
私もはじめのうちはテレビで観戦していてその割には試合が長いな~、などと思いながら見ていましたが、プレーの合間に時計が止まったりするためでした。試合の時間はトータルで1試合、2時間とか3時間になることもあります。
基本的にプレーが始まるときに時計が動き出しますが、サッカーのように時計が動きっぱなしになるのではなく、状況によって、時計が止まることがあります。時計が止まったり止まらなかったりというのは、ちょっと複雑なので始めのうちは気にしなくていいかもしれません。私も最初はほとんどわかりませんでしたが、でもここがわかってくると試合がより面白く見ることができてきますよ!
第1と第2クォーターが前半、第3と第4クォーターが後半になります。1クォーター終わると陣地が入れ替わります。大会などによっては前半と後半の間のハーフタイム(15分または20分)にチアリーダーやマーチングバンド、アーチストによるショーが行われることもあります。
同点の場合は引き分け、または延長戦15分が行われる。先に得点したほうが勝ちになり、制限時間が来たら引き分けとなるなど、試合によって異なります。
私もはじめのうちは特にきちんと試合時間や時計の動く、止まるなどを意識していませんでした。はじめから細かく見ていくと複雑でまいってしまうかもしれないので、「そういうことがあるんだ」くらいの認識で、後は見ているうちにわかってくると思います。ここではいくつかの例をあげていきますね。
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時計が止まるときはどういうとき?
アメフトでは1クオーターの時間は15分(または12分)となっていますが、これは時計が動いているときの合計時間になります。
実際には15分とは別に時計が止まっている時間があります。
どういうときに時計が止まるのかを見てみましょう。
・ファーストダウンを獲得したとき
アメフトの攻撃側は4プレー以内で合計10ヤード(約9メートル)進めば、そこからまた新たに4プレー攻撃ができるのですが、それをファーストダウン獲得と言い、その際に時計が止まります。
・得点が入ったとき
・反則があったとき
・けが人の対処をするとき
選手がけがで動けなくなってしまったときや、フィールド外に運び出されるときなど一時時計が止まります。
・10ヤード(約9メートル)進んだかどうか確認しているとき
フィールドのサイドラインの外側に10ヤードのチェーンがあり、攻撃側の1プレー目の開始の位置と目標とする10ヤード先の位置がわかるように目印となっています。
10ヤード進んだかどうかギリギリで判断できない場合、このチェーンで10ヤード進んでいるかどうかをボールの位置まで持ってきて計測します。その際に一時時計が止まります。
・タイムアウトのとき(各チーム前半3回、後半3回で時間は1分30秒)
・ボールを持っている選手がフィールドから出たとき
チームが負けていると、試合時間を確保するため、フィールドを出て時計を一時止めるような外側へ向けてのプレーが多くなります。
逆に買っているチームは早く試合を終わらせたいためにフィールドから外に出ないように内側のプレーが多くなります。
この時計が止まることを利用して、あるいは利用しないようにすることでそれぞれのチームが時間をコントロールして試合を進めていきます。
・パスが失敗したとき(パスが成功したとき、攻撃側のボールを持った選手が転んだ時には時計は止まりません)
・攻守が交代するとき
こんな時に時計が止まります。
試合が終盤に近づいてくると、作戦タイムの時間を確保するために、積極的に時計を止めるようなプレーを行ったり、逆に早く試合が終わるように、時計を止めないようなプレーを行うなど、試合の得点差などの状況を踏まえてタイムマネジメントを行う必要があります。
ある程度、時計の止まる、止まらないというのがわかってくると、この辺の駆け引きもわかるようになってくるため、試合を面白く見ることができるようになると思います。この辺りもアメフトの醍醐味の1つになります。