相撲は国技だということを聞いたことがあります。
ただ、一方、相撲は国技じゃないっていうこともあります。
一体どういうことなのでしょうか。
そこで、相撲は国技なのかどうか、また、なぜそう言われるようになったのかについてまとめました。
相撲って国技？国技じゃない？
相撲は国技だという人と、国技じゃないっていう人がいます。
簡単に国技の意味を解説すると、国を代表としたスポーツのことを言います。
今住んでいるところが日本だから、相撲の国技とはいわゆる日本を代表とするのは相撲という意味になります。
日本の相撲に関して結論から説明すると、国技ではありません。
国技には日本を代表とするスポーツですが、国技と名付けるには条件があるからです。
国技の条件1つ目は国が国技と判断しているものに限ります。
だから国で国技と認められない限り、国技とは言いません。
2つ目の条件は皆に親しんでもらっていることや歴史があることが条件になります。
相撲の場合は歴史があまりなく、親しむほど相撲が行われているかというと、答えは違います。
だから結論としては相撲は国技として認めてはいません。
相撲が国技と言われるようになったのはどうして？
では相撲が国技と言われる方がいる背景を説明します。
日本には絶対これだとする国技や指定されているスポーツは絶対的なものがありません。
野球や柔道、剣道に関しても2つ目の条件に当てはまるし、歴史もあり親しまれているからです。
では相撲は何故国技だと言われていたのかというと、1909年に旧国技館が出来たことがきっかけでした。
旧国技館が出来たときに、開会式の説明で日本は相撲の国技という言葉を発した人がいたから、ずっと日本は相撲が国技だという印象が根付いています。
さらに日本と相撲を結びつける愛着も根付いており、日本人が相撲の恰好をしたり相撲をすることに違和感がないことからも、日本は相撲が国技だと判断している人がよくいます。
国によってスポーツの歴史も違い、愛着があるものも全く違います。
日本の場合はこれがどちらかというと相撲よりは野球、相撲よりは柔道や剣道の方が歴史が強く、今では相撲は国技ではないと判断しています。
カナダの場合はアイスホッケー、アメリカなら野球になり、国によって認定されているものは違います。
日本の場合先程も説明した通り、絶対的に国技だと説明出来るスポーツはありません。
ここで疑問がある人もおり、剣道や柔道があるのではないかという質問もあると思います。
確かに剣道なら昔から武士がいたり剣道を楽しんだりする傾向はありましたが、あくまでも傾向だけであり国技とは指定していません。
他の国は国技として指定されているところもあり、指定されてて親しまれている以上国技を説明出来ます。
国技と指定されていないことは他の国でも知られています。
国が指定しなければいけないというスポーツはないし、法律も条令にも書かれていません。
だから多くのスポーツが日本では愛着があり、歴史になるスポーツはないことはありません。
しかしあえて説明をつけてどのスポーツが当てはまるかという答えを説明するなら、剣道や柔道だと言われています。
国技に近いもののスポーツに関しても絶対にこれだと名付けられているものはないため、答えは人によって若干違いも出てきます。
だから人によっては相撲と答える人もいるし、違うという人もいます。
まとめ
相撲も昔から多くの人に親しまれています。
また、日本には歴史になるスポーツも様々あります。
国技がないからといって残念にすることもないし、国が名付けなかっただけなので日本の自慢出来るスポーツは思っている以上に沢山ありますね。
