大安っていうと縁起がいい、というイメージですが、そもそも大安とはどういう意味なのでしょうか?
結婚式などのおめでたい時には、ちょっと人気が集中してしまうほど、大安の日を選んだりする人も多いです。
また、大安の日にお葬式をする場合はどうなのでしょうか?
大安とはどういう意味?
「大安」は縁起がいいといわれますが、どういう意味があるのでしょうか?
大安とは「たいあん」または「だいあん」と読み、「大いに安し」という意味で、何事においても吉。六曜の中では最も良い終日「吉」の日とされています。
六曜は科学的な根拠もなく、占いの風習が習慣化しているもので、宗教的な意味もありませんが、深く根付いていて、現在でも六曜を気にされる方も多くいます。
結納や入籍、結婚式などのお祝い事はもちろん、地鎮祭、開店、開業、契約、車の納車、引越しや、宝くじを買う、など、様々なことに利用されています。また、なにか新らしく行動を起こすにも良い日と言われています。
六曜は旧暦が基準になっています。
各月の1日が基準となり、それぞれの月の1日が先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に割り当てられています。
5月1日と11月1日は「大安」と決まっていて、日付が変わるごとに、「赤口」、「先勝」、「友引」、「先負」、「仏滅」の順に繰り返されます。
旧暦の大安
1月・7月
5・11・17・23・29日
2月・8月
4・10・16・22・28日
3月・9月
3・9・15・21・27日
4月・10月
2・8・14・20・26日
5月・11月
1・7・13・19・25日
6月・12月
6・12・18・24・30日(みそか)
上記の日が「大安」の日になります。
大安の結婚式は?
大安と聞いてすぐ頭に浮かぶものの一つに結婚式があります。何事においても吉ということで縁起も良く人気があります。
結婚式場の予約も、大安の日の予約を取るのは大変なようです。大安の日に結婚式をしたい人は早めの予約が必要になることが多いです。
大安の日の人気が多い分、思うように予約がとれないと、新婚旅行などの日程とかも影響してきまっすよね。また、大安にこだわりすぎて、夏の暑い時期や台風の時期、雪の降る時期になってしまったり、希望する曜日や、時間帯が思うように空いていなかったりします。
最近では、六曜をきにせず、他の日にする人も増えています。しかし、まだまだ年配者の中には気にする人も多いので、本人たちだけではなく、親御さんたちにも六曜を気にするかどうかの確認は前もってしておきましょう。
いきなりトラブルになってしまうのを避ける意味でも、特に結婚相手の親御さんがどう思うかは確認しておきましょう。
では、大安以外の日で見てみると、友引、先負、先勝などが人気があります。
また、仏滅には割引があったり、特典がついていたり、また、予約が取りやすいということもあって、六曜を気にしない人達にとっては魅力的なところもあります。
また、入籍は大安にして、式場は、六曜は関係なく、取りやすい日や、穏やかな季節、参加者が集まりやすい日時を選んだりするケースもあります。
大安のお葬式は?
大安の日にお葬式をすることに不安な気持ちがある人がいるようですが、そもそも六曜は占いのようなものが風習となっているので、宗教的な意味はなく、お葬式をやることに全然問題ありません。
ただし、六曜のなかでも「友引」は友を引っ張るということで気にされる方もいますが、そのせいか「友引」の日は火葬場が定休日になっていることも多いです。
まとめ
「大安」は終日「何事においても吉」ということで、結婚式などのお祝い事や、お店の開店、開業、車の納車などさまざまなことがこの「大安」の日に行われます。
しかし人気がありすぎて、結婚式の式場などでは、予約を取るのが難しくなっているため、六曜をあまり気にしないという方は、他の予約しやすい日にする人も増えています。
ただ、本人たちは気にしなくても、親御さんが気にすることも十分あり得ますので、トラブルになる前に、事前に確認をしておきましょう。