テフロン加工はフッ素加工のうちの一つです。フライパンの種類でよく聞きますよね。
また、テフロン加工の特徴や寿命、長持ちさせるためのポイントもご紹介します。
テフロン加工とフッ素加工って何が違うの?
テフロン加工とフッ素加工のフライパンは、どちらも鉄製のものと違って少量の油で炒めても、焦げ付きにくく、ヘルシーな調理ができます。こびりつきがないと、洗うのも楽でいいですよね。
で、どう違うのかと言うと、実は同じものなんです。
どちらもフッ素樹脂加工ということですが、テフロンという名前はデュポン社が開発したフッ素加工の商標なんですね。
なので、デュポン社のテフロン加工をブランド製品とすれば、フッ素加工とだけしか書いていないフライパンは、ブランドじゃない製品と言ってもいいと思います。
フッ素樹脂加工は、コーティングが何層にもなっているものがしっかりと長持ちするフライパンなので、コーティング層が厚い方が値打ちがあるわけです。
説明書などをよく読むと、何層になっているかがわかります。
コーティングが薄いと、すぐに傷んでしまって、長持ちしません。
テフロン加工の方が、フッ素加工よりも良いと言われるのは、デュポン社のブランドで、そのへんがきちんと作られているからなんですね。
テフロン加工の特徴ってなに?
テフロン加工のフライパンの素材はアルミニウム合金が多く、その表面にフッ素樹脂加工でコーティングしてあるのです。
フライパンのこびり付きをなくすために、コーティング加工がしてあるのはノンスティック加工と言います。
その加工法として、フッ素樹脂加工があるんです。
ノンスティック加工は、他にマーブル・コート、ダイヤモンド・コーティングというのもありますが、これらもフッ素樹脂加工の一種です。
フッ素樹脂加工の強度や耐久性を高くするために、大理石の粒子やダイヤモンドの粒子を入れて、コーティングしてあるものなんですね。
そして、テフロン加工のフライパンが焦げ付かないのは、なぜかというと、フッ素樹脂というのは、フッ素原子と炭素原子から出来ているので、水素を含んでいないことで、酸素とは反応せず、従ってまわりの物質にくっつかないからなんですね。
テフロン加工にはグレードがあり、コーティングの階層や厚みなどで耐久指数が違ってきます。
テフロン加工の寿命ってどのくらいなの?長持ちさせるには?
かつてアメリカのレーガン大統領が、テフロン加工のように打たれ強いと言われたものですが、テフロン加工の寿命は、使い方によってかなり違ってくるんです。
丁寧に使うと長持ちしますが、説明書きを読まずにいい加減に使うと、せっかくのコーティングがはがれてしまって、数か月、一年も持ちません。
テフロン加工を長持ちさせるには、コーティング層が厚くて耐久性の強いものを買うことでしょう。
そして、コーティングに傷がつかず、剥がれないように細心の注意をしてお料理することです。
それには、フライパンを空炊きしないこと、高温で熱しない、中火くらいじゃないとダメ、もちろん、金属のへらでこするなんてもってのほか、シリコンか木べらでそっとね。
フライパンに料理を入れたままにするのもダメ、表面の無数にある小さな穴からしみ込んでこれもコーティングがはがれる原因になります。
使用後はすぐ洗って汚れを落とさないといけないけど、金属のたわしなどでごしごし洗うのはもちろんNGです。
そして他のお鍋などと重ねておくのも、表面に傷ができてコーティングが剥がれるのでいけないんですよ。
ちょっとお高いものを買って、大事に使う、これが長持ちの秘訣でしょう。
まとめ
テフロン加工ってフッ素加工されたフライパンのうちの商標だったんですね。
フッ素加工されたフライパンはこびりつかなくて便利で使いやすいのですが、その中でもいろいろと種類があったんですね。
使って便利なものなので、大事に使って長持ちさせたいです。