ダイニングとリビングの違いって何?
よく聞く言葉ですけど、あらためて聞かれるとなかなか答えづらいですよね。
そこで、ダイニングとリビングの違いについてまとめました。
また、DK、LDKのメリット、デメリットについてもご紹介します。
ダイニングとリビングの違いってなんですか?
マンションのチラシなどを見ると、ダイニングとかリビングという言葉を当たり前のように目にしますが、「リビングダイニング」なんてのもあって、わかりにくいですよね。
日本語に直訳すると、ダイニングは食堂で、リビングは居間ですが、昔ながらの日本家屋と最近の住宅では、食堂や居間と言っても、それぞれイメージが違うでしょう。
ダイニングの場合、ダイニング・テーブルという言葉を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
ダイニングというのは、食事をするためのテーブルを置く場所というのが一番しっくりくるのではないでしょうか。
リビングは、昔ならちゃぶ台が置いてあるお茶の間といったところでしょうが、最近の住宅では、ソファやコーヒーテーブルが置いてあるところということになるでしょう。
略語では、ダイニングはD、リビングはL、料理をするキッチンをKと表記することが多いです。
DK、LDKのメリット、デメリットは?
DKは、ダイニングキッチンの略語で、
「D」の食事をするダイニングと
「K」の料理をするキッチン
とが合わさって一室になった作りのタイプの部屋です。
シンクやガステーブルからふりかえると、ダイニングテーブルが置いてあるといったレイアウトになっていることが多く、昭和の頃の住宅に多いパターンですね。
メリットとしては、作った料理をすぐにテーブルに置けるのが楽だし、ダイニングテーブルを料理の作業台に使うこともできるので、大掛かりな作業が必要な手の込んだ料理やお菓子作りにも便利ですよ。
デメリットは、リビングにいる家族の様子が見えないことぐらいでしょうか。
リビングでテレビを見たり、宿題をやったりしているお子さんがいる場合は、キッチンで料理をしながら、お子さんの様子が見えないのはちょっと心配かな?と感じられるかもしれませんね。
また、DKとは違ってLDKというのがあります。
LDKは、リビングダイニングキッチンの略語です。
さきほどの「DK」に「L」がついているので、
「L」のリビング、
「D」のダイニングと
「K」のキッチンが
一室になった作りの部屋です。
最近の住宅では、マンションでも戸建てでも、LDK形式が主流です。
配置としては、冷蔵庫や食器棚を背にして、シンクやガス台があって、シンクの前はカウンターになっていて、カウンター越しにリビングが見えたり、作った料理をカウンターに置いてからダイニングテーブルにおろしたりできるパターンが多いです。
LDKのメリットとしては、リビングが見えると、お子さんの様子を見ながら料理ができたり、リビングの大きなテレビをながら見しながら料理ができたりするのが便利ですよ。
また、カウンターとダイニングテーブルをあえて離して配置して、カウンター用にハイスツールを置いて、朝食をカウンターで食べたり、バーカウンターみたいに使ったりするのもおしゃれですね。
デメリットは、DKにくらべて、調理台からダイニングテーブルまでの距離があるので、カウンターの位置が悪かったり、カウンターをうまく使えないと、ダイニングテーブルまで料理を運ぶのが少し難しくなることや、LDK全部が一室になっているので、どうしても空間が大きくなり、冷暖房の効率が下がることでしょうか。
また、リビングで何か集中してやりたいことがある家族にとっては、キッチンでの料理の音が聞こえてくるのがうるさいかもしれません。
まとめ
家の作りを説明するのに、2DKとか、3LDKとかいう言い方をすることが多いですが、どういうことなのか説明をされる機会ってほとんどないですよね。
以前、「君の家は2LDKぐらい?」って聞いたら、「そんなに俺んちでかいわけないじゃん!」と言った友人がいたのですが、よく聞いたら、2LDKのLDKを一室ではなくて、リビング+ダイニング+キッチンという3室に分かれているパターンのことだと思っていたそうです。