日本三大祭りとよく言われますが、どの祭りなのでしょう?
祇園祭り
ねぶた祭り
七夕祭り
博多どんたく
など
お祭り自体もいろいろありますし、三大七夕祭や東北三大祭などや三大〇〇祭りなども多くあるため、いろいろ混ざってしまいますね。
しかしこれには明確な決まりがあるわけではなく、人によって多少差が出てしまっています。
多くあげれらているのが、
・京都の祇園祭
・大阪の天神祭
・東京の神田祭
になります。
また、神田祭の代わりに東京の山王祭を挙げる人も多いです。
日本三大祭りの祇園祭について
祇園祭は京都市東山区の八坂神社のお祭りで、毎年7月1日~31日に行われます。17日と24日に行われる山鉾巡行が特に有名です。祇園祭の名前は八坂神社が祇園社と呼ばれていたことに由来しています。
山鉾とは屋台の車の上に飾り物をつくり鉾・なぎなたなどを立てた綱で引く山車の一つで、17日の前祭(さきまつり)巡行では23基の山鉾が、24日の後祭(あとまつり)巡行では10基の山鉾が巡行します。祇園祭と聞くと、山鉾巡業と宵山を真っ先に思い浮かべる人も多いです。
この山鉾行事はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
また、山鉾巡行の前日、前々日、前々々日に行わるるのが宵山で、それぞれ宵山、宵々山、宵々々山と呼ばれ、提灯に灯がともり、衹園囃子が流れ多くの見物客が集まります。
日本三大祭りの天神祭について
天神祭りは大阪市北区で行われているお祭りで、6月下旬吉日~7月25日の約1か月にわたりいろいろな行事が行われます。中でもメインとなるのが7月24日の宵宮(よみや)7月25日の本宮になります。
24日の宵宮(よみや)では、大阪天満宮の本殿で宵宮祭が行われ、人々の無病息災と鉾流神事の無事が祈られます。水上より鉾を流す鉾流神事が行われ、その後、太鼓と獅子舞が氏地を巡行します。
25日の本宮では、本殿で御神霊が御鳳輦に移された後、陸渡御(りくとぎょ)、船渡御(ふなとぎょ)へと続きます。
陸渡御は御鳳輦を中心に行列が進んでいき氏地を巡ります。船渡御の乗船場まで行列し、陸渡御が終わると船渡御が始まります。
船渡御では大川(旧淀川)に100隻あまりの船が行き交い、途中、御鳳輦船の上で、水上祭が行われています。
暗くなってくると、神様にご奉納する打上げ花火が開始されます。
また、このほかにも7月23日に一般応募で神輿を担ぐ女性たちが選出され、天神橋筋商店街を巡行するギャルみこし、正式には「天神祭女性御神輿」などもあり、祭りを一層盛り上げます。
日本三大祭りの神田祭について
神田祭は、東京都千代田区の神田明神で行われているお祭りで、5月中旬に行われます。
千代田区の日枝神社の山王祭と隔年で行われているお祭りで、神田祭は西暦の奇数年に行われるのが慣例となっています。
神田祭は鳳輦神輿遷座祭から始まり、主な行事としては、神幸祭、附け祭(つけまつり) 、御輿宮入、例大祭(れいたいさい)などがあります。
神幸祭は5月15日に近い土曜日に行われます。三基の鳳輦(ほうれん)と神輿をはじめ山車などからなる行列が、神田、日本橋、丸の内、秋葉原などを巡行します。 朝、神社を出発して氏子108町会を巡り19時頃神社に戻ってきます。
附け祭は江戸時代にも人気があり、巨大な鬼の首や、ナマズなど、趣向を凝らした曳き物が曳き回されます。
御輿宮入は神幸祭の翌日の日曜日に行われます。町内毎に町神輿による大小200の神輿が各地区を練り歩き続々と神田明神に宮入りします。
また、神幸祭と神輿宮入の当日には境内や隣の宮本公園の特設ステージで太鼓フェスティバルが開催され、全国各地より和太鼓チームが集結して共演したり、物産の販売なども行われます。
例大祭(れいたいさい)は最も大切な神事です。巫女舞の奉納や礼拝などが行われ、氏子の幸せや日本の繁栄、平和を祈願し、神田祭を締めくくります。
まとめ
いずれの祭りも期間が長いので見に行く場合は、祭りの中のどの行事を見たいのかによって日にちが変わってきます。また、場所も広範囲になってくるので前もって早めに日程や見物する場所などを確認しておきましょう。