
いよいよ夏本番の7月、カレンダーには大暑の文字が書かれていることも多いです。
大暑とはいったいどういう意味なのでしょうか?
また、大暑と丑の日でおなじみの土用との関係や、この時期、どういったものが食べられているのか、季節を表す言葉などみてみましょう!
大暑とはどいう意味?
毎年7月22日頃は「大暑」になります。カレンダーに小さい字で書かれていることも多いですね。
大暑は二十四節気のうちの一つで、12番目になります。
二十四節気と言って、1年を24の期間に分けて、季節の名称がつけられたものです。二十四節気には他に立春や夏至などがあります。
二十四節気は
小暑(しょうしょ)7月7日頃
→大暑(たいしょ)7月22日頃
→立秋(りっしゅう)8月7日頃
へと続きます。
また、大暑は、7月22日頃から、立秋(8月7日頃)の前日までの期間を指すこともあります。
大暑の文字のイメージ通り、1年でも最も暑い時期になります。
半年後には逆に冬の寒い時期「大寒」となります。
梅雨が明けて、夏本番といった時期です。
子供たちの学校も夏休みが始まりますね。
最近では、暑いと思うとその後ゲリラ豪雨になることも多くなります。
農家の方は草取りや害虫駆除など大変な時期です。
夏バテ、熱中症などには特に気を付けなければならないですね。
また、この時期、花火大会、お祭り、ヒートアイランド対策で、道や庭先などに水をまく「打ち水」のイベントなども多くなってきます。
大暑と土用について
夏と言えば、「土用の丑の日」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間の事ですが、特に有名なのが「夏の土用」です。
夏の土用は立秋(8月7日頃)の前の約18日ですので、小暑の終盤から大暑にあたる期間が土用になります。
その土用の中でも丑の日は特別。
夏を乗り切ろうとみんなでウナギを食べますよね。ウナギはタンパク質、ビタミン、カルシウム、鉄分など栄養たっぷりです。
土用には丑の日が2回あることがあります。2回ある場合は一の丑・二の丑といいます。
夏の土用の丑の日が、なぜ2回あることがあるのでしょうか?
今年は酉年とかいうように、年には干支がありますよね。
12年たつとひとまわりして同じ干支に戻ってきます。
同じように日にちにも干支があり12日たつとひとまわりして同じ干支に戻ってきます。
丑の日が約18日あるので、干支が回ってくるのが1回、または、多いときは2回まわってくることになります。
そのため、土用の丑の日が2回あることがあるのです。
暑中見舞いは梅雨の明けたこの土用の期間に届くように出す人が多いです。
大暑の食べ物は?
この大暑には、ウナギの他にもこの時期の食べ物と言えば、てんぷらです。大暑の日が「天ぷらの日」として決まっているようです。
※その後、毎月23日は「天ぷらの日」になっているようです。
てんぷらは夏バテ防止に栄養豊富な天ぷらを食べて元気に過ごそうという意味のようです。
また、丑の日には「う」のつく食べ物が良いといわれています。
上記のウナギの他、うどん、梅干し、瓜(うり:きゅうり、すいか、かぼちゃ、にがうり)などなど。
大暑の七十二候は?
七十二候は、二十四節気のそれぞれを約5日ずつ「初候」「次候」「末候」の3つに分けた期間で、それぞれの期間がどんな季節なのかを表します。
初候:桐始結花(きり はじめて はなをむすぶ)
桐の花が固い実を結び始める
次候:土潤溽暑(つち うるおいて あつし)
大地がじっとり湿って蒸暑くなる
末候:大雨時行(たいう ときに ゆく)
時々大雨が降る
まとめ
「大暑」は毎年7月22日頃になります。
二十四節気のうちの一つで、12番目になります。
夏本番を迎え、子供たちは夏休みになる時期です。
お祭りや花火大会などのイベントも盛んです。
この時期には土用の丑の日がやってきて、多くの人がうなぎを食べています。
また、大暑の日には「天ぷらの日」となっています。
うなぎや天ぷらで栄養をたっぷり取って、夏の暑い時期を乗り切りましょう!