老後の住まいってどうするか決めるのって難しいですよね。
購入したほうがいいのか、賃貸がいいのか。
また、1戸建てがいいのか、集合住宅がいいのか。
こういった話題もよく目にしますが、結局、どちらがいいのか迷ってしまいます。
そこで、購入、賃貸のどちらがいいのか。
また、1戸建て、集合住宅のどちらがいいのか。
まとめてみました。
老後の住まい、賃貸か購入か、メリットとデメリとは何?
ずばり、購入です。
購入だと、所有権を得られます。
子供や孫、親戚に残すことが可能です。
いざという時に売り出すこともできます。
売って、老人ホームに入ることも出来るし、貸して家賃収入を得ながら、生活費の安い、東南アジア暮らしなども可能です。
賃貸は、保証人が必要になります。
高齢になるとともに保証人になってくれる(なれる)人がどんどん減ります。
また、家賃の値上げによって、引越しをしなければならなくなってしまうことあり得ます。
新居の引越しにはお金がかかりますよね。
敷金や引越し代などお金がまた必要になってきます。
高齢になると、お友達に引越しを手伝ってもらうわけにはいきません。
なるべく、終の棲家として、購入の方が安定的な生活を送れます。
老後の住まい、一戸建てか集合住宅か、メリットとデメリとは何?
集合住宅です。
集合住宅の、メリットは、安全性と利便性です。
暖かいし、セキュリティ面で安全です。
高齢で脚が弱くなると、ゴミ出しや郵便受けに郵便物を取りに行くことすら、大変な重労働となります。
集合住宅は、ゴミ置き場や郵便受けが建物内にある物件が多く、外の風にさらされることがありません。
また、最近は、多くの物件がバリアフリーとなっており、安全です。
また、エクステリアや排水管(だいたい年に一回)の掃除は管理人や清掃員にお任せです。
ただし、その分、管理費は月々数万円はかかります。
これは集合住宅のデメリットといえます。
一方、戸建てのメリットは、管理費がかからないことです。
その代わり、全て自分で掃除や修理をしなければなりません。
門や玄関のドアの埃は年中拭いても拭いても拭い切れません。
毎日掃除が必要です。
排水管の高圧洗浄は外注することになります。
放置すると臭いが気になりますし、排水の流れが悪くなります。
戸建てのデメリットは、夏は暑く、冬は寒いことです。
集合住宅に比べると、底冷えするほど寒いです(地面が近い)ので、冬場の暖房はかかせません。
特にお風呂場、脱衣所、トイレです。
また、夏場は非常に暑苦しくなります。
特に2階は熱が溜まり、気温が上がります。
エアコン代だけでも、電気代は、夏と冬ではかなり負担額が増えます。
また、郵便受けやゴミ置き場までの距離を考えると、いちいち外に出るのが億劫になるでしょう。
戸建てのデメリットがもう一つあります。
安全性が低いことです。
門から玄関へ簡単に侵入でき、天戸を開けている昼間は、窓から簡単に侵入できてしまいます。
さらに、留守か在宅かは、外から判別できます。
空き巣や強盗に入られやすいし、誰が住んでいるかは、外から見てればわかってしまいます。
よって、犯罪者の恰好の獲物になりやすいというデメリットがあります。
戸建てのデメリットとして、エアコン代・セキュリティ面が不完全(なので自信で警備会社と契約するのが安心)・掃除と修理費用がかさむ、ことを考慮すると、集合住宅の管理費と差額はあまり無いといえます。
まとめ
首都圏界隈の戸建ての多くは、2階建て以上の住宅です。
購入当初は、まだまだ元気なので、バリアフリーじゃなくても、このくらいの数段なら大丈夫、とスロープにしなかったり、お金がもったいないからエレベーターを付けないことが非常に多いです。
しかし、何が起こるかわかりません。
大きな後遺症を伴う病気になることもあります。
また高齢になれば、骨折しやすくなったり、急な体力低下もあり得ます。
すると、修理が必要になり、(自治体からの補助が出る場合もあるが)またお金がかかります。
集合住宅でも同様のことが言えます。
お風呂やトイレ、玄関に手すりを後から工事で付ける例が多く見られます。
人生100年時代。
しっかり考えて、実例も学んで、広い視野を持って、老後の住宅設計を考えましょう